NPBドラフトでの扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:33 UTC 版)
「独立リーグ」の記事における「NPBドラフトでの扱い」の解説
独立リーグに所属する選手はアマチュアではなく独立リーグとしてのプロ選手となり、プロ野球ドラフト会議では独立リーグ所属選手特有の扱いを受ける。大きな特徴としては、高校・大学卒業時点でNPBによるドラフト指名を受けずに独立リーグに加入した場合、初年度から指名を受けることが可能となることである(アイランドリーグとBCリーグで該当する事例が多数存在する)。ただし、関西独立リーグ の兵庫ブレイバーズ(旧・兵庫ブルーサンダーズ→神戸三田ブレイバーズ)に所属する芦屋大学在学中の選手については、学生としての身分が優先し、翌年の卒業見込みがない場合は指名対象とならないとされている。一方、かつて希望入団枠制度が存在した当時はその対象外とされていた。 四国アイランドリーグの発足当初は全選手に対して学生・社会人と同等の指名制限期間を設けることも検討されたが、リーグ側や四国各県からの要望もあって、前記のように指名されなかった選手に関しては条件が緩和され、以後に発足した独立リーグも同様の扱いとなっている。中途退学してリーグに加入した選手については指名制限の対象となる。なお、四国アイランドリーグ発足初年の2005年度は特例として所属選手全員が指名の対象となった。 現状、独立リーグの選手はプロ野球ドラフト会議の指名を受けなくてはNPBと契約できないが、元NPB選手と外国人選手はドラフト会議を経ない「移籍」として扱われる。四国アイランドリーグ創設者の石毛宏典は「四国アイランドリーグを作る時、NPBへはドラフトではなく移籍で選手が行けるように提案していた。しかしNPBがドラフトでの指名にこだわった」と述べており、独立リーグ(四国アイランドリーグPlusとBCリーグ)側は2014年現在も選手の経歴によらず移籍可能にしたいという意向を持っていると報じられている。
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