More (command)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > More (command)の意味・解説 

more (UNIX)

(More (command) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 14:57 UTC 版)

moreでログファイルを表示した例

more(モア)は、Unix系のシステムにおいて、テキストファイルの内容を閲覧するために用いられるプログラムである。この種のプログラムはページャと呼ばれる。moreは非常に原始的なページャで、もともと[いつ?]表示領域を前方向に進めることしかできなかった。しかし、最近[いつ?]の実装では後方向へのスクロールも可能になっている。

歴史

moreコマンドは1978年カリフォルニア大学バークレー校のDaniel Halbertによって書かれた。最初に3.0BSDに含められ、それ以降UNIXシステムの標準プログラムとなった。 MS-DOSにもmoreコマンドのクローンが存在する。

使用法

構文は次の通り。

more [options] [file_name]

ファイル名が指定されなかった場合、more標準入力を使用する。

moreコマンドは、入力が与えられると現在のスクリーンに表示できるだけの量のテキストを表示し、ユーザからの入力を待機する。

入力にフォームフィード(改ページ; ^L)が含まれていた場合も、テキストの量に関わらずその位置で待機する。

この際、スクリーンの左下隅に「--More--」という文字と現在の位置を表すパーセンテージが表示される。

ファイルの終端に到達すると、moreは終了する。最も一般的なスクロール方法はEnterキー、Spaceキーである。

それぞれ、行単位、画面単位で表示領域を進める。

使用方法の詳細はmanpageを参照([1])。

参照

外部リンク

  • Manpage of MORE JM Project(日本語)
  • more(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル)
  • more(1) man page(HP-UX リファレンス)



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「More (command)」に関係したコラム

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「More (command)」の関連用語

More (command)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



More (command)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのmore (UNIX) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS