ヌカボシクリハラン属とは? わかりやすく解説

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ヌカボシクリハラン属

(Microsorum から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/26 16:09 UTC 版)

ヌカボシクリハラン属
ミツデヘラシダ
分類
: 植物界 Plantae
: シダ植物門 Pteridophyta
: シダ綱 Pteridopsida
: ウラボシ目 Polypodiales
: ウラボシ科 Polypodiaceae
: ヌカボシクリハラン属 Microsorum
  • 50種以上(本文参照)

ヌカボシクリハラン属(ヌカボシクリハランぞく、糠星栗葉蘭属)とはウラボシ科に属するシダの一群である。この仲間は主にアジアオセアニアアフリカ亜熱帯から熱帯に広く生息し、園芸用やアクアリウム用として栽培・品種改良された種もある。園芸アクアリウムの世界では、「ミクロソリム」、「ミクロソラム」、「ミクロソリウム」とも呼ばれる。日本では9種が知られている。

オキナワウラボシPhymatosorus scolopendriaシノニムMicrosporum scolopendria (Burm. f.) Copel.)は、オキナワウラボシ属に分類されている[1]

主な種

  • ミツデヘラシダ Microsorum pteropus
    東南アジア原産で、日本では石垣島西表島など南西諸島の限られた地域に自生している。アクアリウムの世界でミクロソリウムといえば、通常は本種か本種を基にした改良種を指す。
  • ナローリーフ・ミクロソリウム Microsorum sp.
    ミツデヘラシダの近縁種で、未だに学名がついていない。東南アジア(タイ王国)原産。ミツデヘラシダより葉が細く、透明感が有る。
  • アヤメシダ M. punctatum (L.) E. Copel
    葉は単葉でオオタニワタリやシマオオタニワタリと似る。園芸種に葉先の分かれたシシバタニワタリ(M. punctatum 'Grandiceps')がある。
  • ヌカボシクリハラン M. buergerianum (Miq.) Ching
    本州南岸の一部から南に分布。森林内の地上、岩の上、樹皮上などを這う。葉の長さは30cmほど。クリハランNeocheiropteris ensata)に似るがやや小型で、葉脈が浮かない。日本本土においてもっとも普通に見られる種。
  • タカウラボシ M. rubidium (Kunze) Copel.
    森林内の渓流沿いの湿地にはえ、葉は高さ70cmに達する。葉は羽状に深裂し、細長い。奄美以南の琉球列島から、アジア・オセアニアの熱帯域に広く分布する。

参考文献

  1. ^ (英文)




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