Micro-Disk System (1976)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 01:57 UTC 版)
「ノーススター・コンピューターズ」の記事における「Micro-Disk System (1976)」の解説
ノーススター社の次の製品は、シュガートアソシエイツ社製のSA-400メカニズムをベースにした、89kBの容量を持つ5インチハードセクタ付きフロッピーディスクシステム・Micro-Disk System(MDS)だった。これにはS-100バスコントローラとブートストラップコードを含むROMが同梱され、North Star DOSとNorth Star BASICがバンドルされていた。MDSは699ドルで、S-100バスマシンに接続することができ、一般的なホビイスト向けの手頃な価格の初期のディスクシステムの1つだった。それまで起動時には、フロントパネルのスイッチを使って手動でローダプログラムを入力する必要があったものが、このシステムを実装することで、アドレススイッチでランアドレスをE800に設定してRUNスイッチを入れるだけの簡単なものになった。 ノーススターは後にディスクドライブを改良し、180kBの倍密度ディスク、その後には360kBのストレージを持つ両面倍密度ディスクに対応した。しかし、倍密度の製品の発売を事前に告知したところ、それまでの片面単密度モデルの製品は売れなくなってしまい、突然の赤字で同社は倒産しそうになった。これは、オズボーン効果が作用した例である。
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