MTU社型燃料電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 09:23 UTC 版)
「溶融炭酸塩型燃料電池」の記事における「MTU社型燃料電池」の解説
ドイツのMTUフリードリヒスハーフェン社は、2006年にハノーファー・メッセでMCFCを発表した。ユニットの重量は2トンで、バイオガスを含む様々な気体燃料から240 kWの電力を生産することができる。天然ガスなどの炭素を含む燃料で燃料を供給された場合、排出ガスにはCO2が含まれるが、海上バンカー燃料で稼動するディーゼルエンジンに比べて50%まで削減される。排気温度は400 ℃であり、多くの産業プロセスに使用するのに十分なほど高温である。コージェネレーション方式で後段に蒸気タービンを追加してより多くの電力を作り出すことが可能である。ユニット単独の発電効率は供給ガスの種類によって変化するが、12%〜19%である。蒸気タービンの追加により、最大24%向上させることができる。
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