MILLION (SPYAIRのアルバム)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > MILLION (SPYAIRのアルバム)の意味・解説 

MILLION (SPYAIRのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 16:29 UTC 版)

『MILLION』
SPYAIRスタジオ・アルバム
リリース
録音 2013年6月[1]
ジャンル J-POP
ロック
時間
レーベル Sony Music Associated Records
チャート最高順位
SPYAIR アルバム 年表
Just Do It
2012年
MILLION
(2013年)
BEST
2014年
『MILLION』収録のシングル
  1. サクラミツツキ
    リリース: 2013年3月13日

  2. リリース: 2013年5月29日
  3. 現状ディストラクション
    リリース: 2013年7月3日
ミュージックビデオ
「サクラミツツキ」 - YouTube
「虹」 - YouTube
「現状ディストラクション」 - YouTube
テンプレートを表示

MILLION』(ミリオン)は、SPYAIRの3枚目のオリジナルアルバム2013年8月7日Sony Music Associated Recordsからリリースされた[4]

概要

前作『Just Do It』から約11か月ぶりのリリース。また、元メンバーであるENZEL☆脱退を経て4人体制になってから初めてリリースされたアルバムである。10枚目の「サクラミツツキ」から12枚目の「現状ディストラクション」までのシングル表題曲を含む11曲が収録されている[5]。リリースは通常盤、初回生産限定盤A、初回生産限定盤Bという3形態で行われた。このうち初回生産限定盤Aにはミュージック・ビデオ[注 1]、2013年5月3日に開催された全国ツアーのファイナルであるZepp TokyoのLIVE映像を収録したDVD[5][6]、初回生産限定盤Bにはシングルのカップリング曲の中から選ばれた3曲と、アルバム本編に収録されなかったシングル曲2曲、そして初収録の「I miss you (Acoustic ver.)」の計6曲を収録したボーナスCDがそれぞれ付属されている[7]

また、本作は大韓民国でも同時リリースされ、9月28日29日には、ソウルにて本作を軸としたワンマンライブが開催された[8]。さらに9月23日には、ヨーロッパ50ヶ国でリリースされた[9]

アルバムリリースを記念して、アルバムリリース日である8月7日には、代々木公園にて、SPYAIRとしては最初で最後であるアルバム完全再現フリーライブが開催された。このライブは、ニコニコ生放送YouTubeUstreamで全世界へ同時生中継された[10]

収録曲

(全作詞:MOMIKEN、全作曲・編曲:UZ)

CD

通常盤、初回生産限定盤A、初回生産限定盤B共通。

  1. OVERLOAD [3:06]
    サイレンから始まる、かなりアッパーな激しいラウドロック
    2013年3月11日から5月3日にかけて行われた全国ツアー「SPYAIR TOUR 2013『サクラミツツキ』」の1曲目に演奏されていた曲。当時のタイトルは「BOOM」であったが、アルバム収録にあたり、タイトルが現在の「OVERLOAD」に変更された[11]
  2. Turning Point [3:12]
    • 10thシングルc/w曲
  3. 現状ディストラクション [3:36]
  4. サクラミツツキ [3:37]
    • 10thシングル表題曲
    • テレビ東京系アニメ『銀魂』第13期オープニング・テーマ
  5. Winding Road [4:41]
    インディーズ時代に作られた楽曲で、本作に収録されるまではずっとCDに未収録だった楽曲。音源化されるのは今作が初である。
    未発表曲であったが、ライブではリリース前も何度か演奏されていた。
  6. Are You Champion? Yeah!! I'm Champion!! [3:28]
    • 11thシングルc/w曲
  7. STAND UP [3:03]
  8. Supersonic [3:41]
  9. 雨上がりに咲く花 [3:43]
  10. [4:59]
  11. 16 And Life [3:22]

DVD

初回生産限定盤Aのみ。

  1. WENDY 〜It's You〜 (Music Video)
  2. サクラミツツキ (Music Video)
  3. 虹 (Music Video)
  4. 現状ディストラクション (Music Video)
  5. OVERLOAD (Live@ZeppTokyo 2013.5.3)
  6. ジャパニケーション (Live@ZeppTokyo 2013.5.3)
  7. 0 GAME (Live@ZeppTokyo 2013.5.3)
  8. サクラミツツキ (Live@ZeppTokyo 2013.5.3)

BONUS DISC

初回生産限定盤Bのみ。

  1. STAR [3:53]
    • 8thシングルc/w曲
  2. WENDY 〜It's You〜 [3:10]
  3. Blowing [3:27]
    • 9thシングルc/w曲
  4. ROCK THIS WAY [4:03]
    • 作詞:Naoki Takada/MOMIKEN、作曲:Naoki Takada/UZ、編曲:UZ
    • SEAMOとのコラボレーション・シングル表題曲
  5. 0 GAME (80KIDZ Remix) [4:38]
    • 12thシングルc/w曲
  6. I miss you (Acoustic ver.) [4:03]
    1stアルバム収録曲のアコースティックバージョン。

解説

アルバムタイトルの『MILLION』には、この音が少しでも多くの人に届いてほしいとの願いが込められており、ジャケット写真には、SPYAIR自身が目指すスケール感、大きな舞台、彼らがインディーズ時代から願っていた、巨大な野外でのワンマンライブという夢が描かれている[5][12]。また今作は、アルバム制作にあたりUZが作り上げたアルバムの設計図を元にして制作されており、設計図を作成したことにより、ブレのないアルバムに仕上がっている[1]。MOMIKENも「設計図があったから、歌詞がすごく書きやすかった。方向性もハッキリする」とコメントしており、KENTAも「設計図があることにより、どこのゾーンを狙えばいいのかが分かる」とコメントしている[13]

本作も「何回もリピートして聞いてもらえるアルバム」を目指して制作されており[1]、壮大なスケールを持つ「虹」で盛り上がり[14]、そこからフラットに戻れるように、という意図で、最後にはアコースティック曲「16 And Life」が収録されている[1][14]。また、6曲目に収録されている「Are You Champion? Yeah!! I'm Champion!!」も耳休めとして重要な役割を果たすという[1]

1曲目の「OVERLOAD」は、ライブのオープニングで演奏することを想定して作られた熱い曲であり、歌詞も難しい言葉を入れず、わかりやすくしている[1]。本曲はリリース以降も様々なライブで1曲目として演奏されることが多い。また、ヘヴィロックなナンバーの「Turning Point」、エレクトロニックな「Supersonic」、インディーズ時代から出来ていた楽曲「Winding Road」なども収録され、SPYAIRらしい楽曲の揃った、集大成とも言える一枚になっている[1]

参加ミュージシャン

SPYAIR

  • IKE:Vocal
  • UZ:Guitar, Programming
  • MOMIKEN:Bass
  • KENTA:Drums


Additional Musician

  • 河野圭:Strings Arrange (5)
  • 雨宮麻未子ストリングス:Strings (5)
    • 雨宮麻未子, あさいまり, 伊藤友馬:1st Violin
    • 沖増菜摘, 須原杏, 榊渚:2nd Violin
    • 舘泉礼一, 高木真悠子:Viola
    • 関口将史, 渡邉弦雅:Cello
  • Cheer Creation Star Cheers さゆり&さやか:Chorus (6)
  • KENTA, 冨安徹, 早坂"乳突筋"耕作:Percussion (5.6.9)

チャート成績

オリコンチャートのCDアルバム週間ランキングでは、発売初週に2.2万枚を売り上げ、2013年8月19日付のランキングで初登場で最高順位2位を記録し、『Rockin' the World』以来となるTOP10を獲得した[15]。同じくオリコンのデイリーチャートでも、3日間連続で2位を獲得している。さらに2013年8月度の月間チャートでは発売初月に約3.7万枚を売り上げ、9位を獲得した[16]

ビルボードのアルバムチャートでは、2013年8月19日付のランキングで、2位を獲得した[17]

脚注

注釈

  1. ^ アルバム本編には収録されていない「WENDY 〜It's You〜」のミュージック・ビデオも収録。

出典

  1. ^ a b c d e f g 覚悟と決意の3rdアルバム「MILLION」”. ナタリー (2013年7月29日). 2013年8月2日閲覧。
  2. ^ 【CD】MILLION [CD+DVD]<初回生産限定盤A>”. タワーレコード. 2015年11月7日閲覧。
  3. ^ 【CD】MILLION<初回生産限定盤B>”. タワーレコード. 2015年11月7日閲覧。
  4. ^ SPYAIR、3rdアルバムで目指すは「MILLION」”. ナタリー (2013年7月9日). 2013年7月24日閲覧。
  5. ^ a b c SPYAIR、待望の3rdアルバム『MILLION』リリース&自身初のホールツアー開催決定”. BARKS (2013年7月9日). 2013年7月24日閲覧。
  6. ^ “SPYAIR、ニュー・アルバム『MILLION』発売&初ホール・ツアー決定”. TOWER RECORDS ONLINE. (2013年7月9日). https://tower.jp/article/news/2013/07/09/n01 2013年7月24日閲覧。 
  7. ^ “SPYAIR 待望の3rdアルバム『MILLION』リリース&自身初のホールツアー開催決定”. excite ニュース. (2013年7月9日). http://www.excite.co.jp/News/music/20130709/E1373294711468.html 2013年7月24日閲覧。 
  8. ^ SPYAIR「MILLION」日韓同時リリース&ソウル公演2DAYS”. ナタリー (2013年7月18日). 2013年7月24日閲覧。
  9. ^ “SPYAIR、新作『MILLION』をヨーロッパ全域でリリース!”. WHAT's IN? WEB. (2013年7月29日). https://web.archive.org/web/20131202225926/http://www.whatsin.jp/news/37168 2013年8月2日閲覧。 
  10. ^ SPYAIRアルバム「MILLION」完全再現フリーライブ決行”. ナタリー (2013年7月24日). 2013年7月24日閲覧。
  11. ^ SPYAIR、新曲「虹」を初披露した<TOUR 2013 サクラミツツキ>大盛況のうちに終了”. BARKS (2013年5月5日). 2013年7月24日閲覧。
  12. ^ “SPYAIR いよいよ最大のブレイクポイント!3rdアルバム『MILLION』!”. HMV ONLINE. (2013年7月9日). https://www.hmv.co.jp/news/article/1307090017/ 2013年7月24日閲覧。 
  13. ^ 4人による新しいSPYAIRがここから始まる”. ナタリー (2013年3月4日). 2013年8月2日閲覧。
  14. ^ a b “SPYAIR 『MILLION』”. TOWER RECORDS ONLINE. (2013年7月31日). https://tower.jp/article/interview/2013/08/07/b1142 2013年8月2日閲覧。 
  15. ^ 2013年08月05日~2013年08月11日のCDアルバム週間ランキング”. ORICON STYLE. オリコン. 2013年8月16日閲覧。
  16. ^ 2013年08月のCDアルバム月間ランキング”. ORICON STYLE. オリコン. 2013年9月15日閲覧。
  17. ^ 2013年08月19日付 Billboard Hot Animation”. Billboard. 2013年3月20日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「MILLION (SPYAIRのアルバム)」の関連用語

MILLION (SPYAIRのアルバム)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



MILLION (SPYAIRのアルバム)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMILLION (SPYAIRのアルバム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS