M1917ヘルメット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
「軍服 (第二次世界大戦の米陸軍)」の記事における「M1917ヘルメット」の解説
M1917ヘルメットは、第二次世界大戦初めの頃まで使用されていたお皿型のヘルメットである。第一次世界大戦でアメリカ軍がヨーロッパに派遣された際にイギリス軍のヘルメットをそのまま採用したものである。 1936年にはライナーを改良したM1917A1ヘルメットが登場した。これのライナーはアルミ製のフレームに革が貼られ、調整可能だった。またチンストラップ(顎紐)が革製からコットン製になっている。チンストラップのバックルはフックとボールを結合させており、爆風などの力が加わるとボールがフックから外れるようになっていた。このバックルはM1ヘルメットにも引き継がれる。 M1917ヘルメットの製造は1940年まで続けられ、M1ヘルメットが支給されるまでM1917ヘルメットが戦場で使用された。内国の部隊は戦争後期にも依然としてこのヘルメットが支給されていた。 M1917ヘルメット(マサチューセッツ州・フォート・デベンス基地博物館) M1917ヘルメット(1941年12月) M1917ヘルメット(1942年ケンタッキー州フォート・ノックス基地)
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