LCローパスフィルタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 03:40 UTC 版)
「ローパスフィルタ」の記事における「LCローパスフィルタ」の解説
コイル(L)とコンデンサ(C)により2次以上のローパスフィルタを構成できる。受動素子のみであり、理想的なコイルとコンデンサのみであれば電力消費がない。そのため信号のフィルタリングの他、電源回路や電力増幅、特にスイッチング電源やデジタルアンプの出力から高調波成分を除去する目的でも使用される。 さらにオペアンプを加えたアクティブなLC(またはRLC)ローパスフィルタも作る事が出来る。しかしLCのみの場合の利点である「電力消費がない」が無くなり、入出力(特に出力電流)はオペアンプの動作範囲に限られる。また、RCとオペアンプの組合せだけでも高次フィルタを構成可能である(バターワースフィルタ#フィルタ設計等を参照のこと)。特別な理由がなければコイル無しの回路設計が行われる。 復調、高周波・雑音の除去、アナログ-デジタル変換の際のアンチエイリアスフィルタなどに利用されている。
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