Kirchner, Theodor Fürchtegott

ピティナ・ピアノ作曲家事典

キルヒナー

【英】：Kirchner, Theodor Fürchtegott

[ドイツ]  1823～1903

2007年5月 執筆者： 宮本　優美

ドイツのオルガニスト、作曲家。ザクセン地方ノイキルヒェンに生まれ、8歳ですでにオルガンの名手であった。
38年にライプツィヒに移り、メンデルスゾーンやシューマンに会う。ヴィンタートゥールにてオルガニスト、音楽教師、作曲家、音楽活動の企画者、時にはワーグナーのオペラのコレペティトゥアとしても活躍した。
62年からはチューリヒで活動。その後もヴュルツブルグ、ライプツィヒ、ドレスデン、ハンブルクと活動の拠点を次々に変えた。その型破りな生活のために、晩年は貧しく、体も不自由になり、1903年ハンブルクで没した。
性格的小品や循環形式の作品をはじめとする約1000曲のピアノ曲がある。

ピアノ独奏曲

ソナタ  [ピアノ独奏曲]

5つのソナチネ／Fünf Sonatinen Op.70／

練習曲  [ピアノ独奏曲]

36の律動的でメロディックな練習曲／36 rythmische und melodische Etüden Op.105／1896

近代作品入門のための準備練習／Vorbereitungs-Studien zur Einführung in die Werke neuer Meister Op.106／1896

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

10のピアノ曲／Zehn Klavierstücke Op.2／

Grüß an meine Freunde, fünf Klavierstücke Op.5／

アルバムの綴り、9つのピアノ小品／Albumblätter, neun kleine Klavierstücke Op.7／

スケルツォ／Scherzo Op.8／

ピアノのための前奏曲／Präludien für Klavier Op.9／

スケッチ、ピアノ曲／Skizzen, kleine Klavierstücke Op.11／

アダージョ・クアジ・ファンタジア／Adagio quasi Fantasia Op.12／

幻想小曲／Fantasiestücke Op.14／

Kleine Lust und Trauerspiele, zwölf Klavierstücke Op.16／

Neue Davidsbündlertänze, zwölf Charakterstücke Op.17／

Legenden, Dichtungen Op.18／

Zehn Klavierstücke nach eigenen Liedern Op.19／

水彩画／Aquarellen Op.21／

8つのロマンツェ／Acht Romanzen Op.22／

ワルツ集／Walzer I-II Op.23／

Still und bewegt, Klavierstücke Op.24／

夜の絵、10の性格的小品／Nachtbilder, 10 Charakterstücke Op.25／

アルバム／Album Op.26／

奇想曲／Capricen Op.27／

小品集、15の易しい小品／Miniaturen, 15 leichte Stücke Op.62／

ピアノ合奏曲

種々の作品  [ピアノ合奏曲]

ポロネーズ　ヘ長調／Polonaise, F-Dur

無言歌／Lieder ohne Worte Op.13／

室内楽

種々の作品  [室内楽]

記念帳、ピアノ・トリオのためのセレナーデ　ロ長調／Ein Gedenkblatt, Serenade für Klaviertrio (H-dur) Op.15／