Jon spencerとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Jon spencerの意味・解説 

ジョン・スペンサー (ミュージシャン)

(Jon spencer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 06:52 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ジョン・スペンサー
Jon Spencer
ジョン・スペンサー(2009年)
基本情報
出生名 Jonathan Kirk Spencer
生誕 (1965-02-05) 1965年2月5日(57歳)
出身地 アメリカ合衆国 ニューハンプシャー州ハノーバー
ジャンル ノイズロック、パンク・ブルース、ガレージロックブルースロック
職業 ミュージシャン
担当楽器 ボーカルギターテルミン
活動期間 1983年 -
共同作業者 ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンボス・ホッグヘヴィ・トラッシュプッシー・ガロア、ハネムーン・キラーズ、ジョン・スペンサー・アンド・ザ・ヒット・メイカーズ

ジョン・スペンサーJon Spencer1965年2月5日[1] - )は、アメリカの歌手、作曲家、ギタリスト。彼は、プッシー・ガロアボス・ホッグヘヴィ・トラッシュジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、ジョン・スペンサー・アンド・ザ・ヒット・メイカーズなど、複数にわたる音楽活動に携わってきた。

略歴

ジョン・スペンサーは、1965年2月5日[1]ニューハンプシャー州ハノーバーで、大学教授で心臓病専門医の子として生まれた[2]ロードアイランド州プロビデンスブラウン大学に通い、後にコップ・シュート・コップのボーカリストとなるトッド・アシュリーを含むノイズロック・バンドであるシットハウス (Shithaus)の一員を務めた[3]。バンドは短命で、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンインダストリアル音楽を彷彿とさせる音楽スタイルを持っていた[4]。彼はワシントンD.C.へと移り、プッシー・ガロアを結成した。 プッシー・ガロアはカルト的に人気があり1988年には来日公演も果たすが、メンバーのドラッグ問題などで解散。 その後ニューヨークへ移り住みジュダ・バウワー、ラッセル・シミンズと出会い1991年にジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンを結成し、4作目のOrangeがヒットしブレイクをした。

ジョンスペンサー・ブルース・エクスプロージョンはメンバーの体調不良のため2016年に活動休止した。 長年の活動停止を経て2022年にはジョン・スペンサーは『バンドは終わった』と発言、これからはJon Spencer & The HITmakers(ジョン・スペンサー・アンド・ザ・ヒット・メイカーズ)で活動するとインタビューに答えている。[5]

彼はまた、ブルース・アーティストのR.L.バーンサイドに注目させるよう人気を集めたことでも知られている。

妻はボスホッグのクリスティーナ・マルティネス、一児の父である。

脚注

  1. ^ a b Mander, Gerry (1995–1996). “TJ’s, Newport / Cristina Martinez Interview 31/10/95 / Boss Hog [Album Review]”. S&M Magazine 002. 2021年2月5日閲覧。 “"Jon was born on February 5th 1965."”
  2. ^ Contemporary Musicians: Profiles of the People in Music. 64. Gale. (August 12, 2005). p. 107. https://books.google.com/books?id=Ego5AQAAIAAJ 2013年5月5日閲覧。 
  3. ^ Black, Art; Sprague, David (2007). “Cop Shoot Cop”. Trouser Press. http://www.trouserpress.com/entry.php?a=cop_shoot_cop 2013年5月5日閲覧。. 
  4. ^ Kugelberg, Johan (July 1992). “Punk Rock Anthems”. Spin (SPIN Media LLC) 8 (4): 81. https://books.google.com/books/about/SPIN.html?id=_hQxGHrtDC0C 2013年5月5日閲覧。. 
  5. ^ ジョン・スペンサー、ブルース・エクスプロージョンはもう終わったと語る. NME JAPAN. (2022.3.23). https://nme-jp.com/news/113843/ 2022年5月21日閲覧。. 

外部リンク


ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

(Jon spencer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 13:24 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン
The Jon Spencer Blues Explosion
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(2009年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル オルタナティヴ・ロックガレージ・ロックブルース・ロックパンク・ロック
活動期間 1991年 - 2015年
レーベル Boombox / Mom+Pop
マタドール・レコード
ミュート・レコード
ソニー・ミュージック
トイズファクトリー
ビクターエンタテインメント
公式サイト jonspencerbluesexplosion.com
メンバー ジョン・スペンサー
ジュダ・バウワー
ラッセル・シミンズ

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン (: The Jon Spencer Blues Explosion) は、1991年に結成された、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のロックバンド。バンド名が長いため「JSBX」や日本では「ジョンスペ」という略称で呼ばれることも多い。

概要

ツインギターとドラムによる3人編成。低音域をブーストしたギターとリードギターを中心として構成されるそのスタイルは、後に多くのベースレス・バンドに影響を与えた。

来歴

1992年にアルバム『クリプト・スタイル』で日本デビュー。1994年のアルバム『オレンジ』で日本でもブレイクを果たし、1995年に初来日。1996年、アルバム『ナウ・アイ・ガット・ウォーリー』をリリース、1998年の『アクメ』で人気を確立した。2000年の第一回サマーソニックではヘッドライナーも務めた。

2004年『ダメージ』のリリースからバンド名を「ブルース・エクスプロージョン (Blues Explosion)」に改名したが、2012年の『ミート・アンド・ボーン』のリリースで再びジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンに戻している。

2015年、「Don’t Wanna Live Like the Dead」が、日本の映画『グラスホッパー』に挿入歌として書き下ろされる。この楽曲は劇中のアーティストの楽曲として提供された[1]

2017年、「Bellbottoms」が映画『ベイビー・ドライバー』に採用される。しかし、メンバーの体調不良により3人での活動はできなくなっていた。

2019年、ジョン・スペンサーはソロ・アルバムのプロモーションの一環としてインタビューに答え、上記の近況を語り、バンドは実質活動停止状態であること、今後の活動も見込めないと答えている[2]

メンバー

Zim-Gar EJ-2-T (1960年代) ジョン・スペンサーが演奏(2009年)
1965年2月5日ニューハンプシャー州生まれ、大学教授の父を持つ厳格な家庭に育つ。ブラウン大学中退。大学在学中にプッシー・ガロアなどいくつかのバンドを経て、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンを結成する。妻はボス・ホッグのボーカル、クリスティーナ・マルティネス (Cristina Martinez)。妹のマフィン・スペンサー (Muffin Spencer) は、Brassyに在籍。
ジョンが使用しているギター「Zim-Gar EJ-2-T」は、日本の楽器メーカー、フジゲンが1960年代に製作した輸出モデルである。元々は妻のクリスティーナが、自身で使用するために質屋で購入したもので、独特の音色をジョンが気に入り、使い続けている。「Zimgar」(アルバム『ミート・アンド・ボーン』に収録)という曲は、妻が買ってくれたギターへの愛を謳っている[3]
  • ジュダ・バウワー (Judah Bauer) - ギター
1970年6月19日、ウィスコンシン州生まれ。一部楽曲ではメイン・ボーカルをとることもある、1996年より兄弟のドノヴァンとのユニット、20 Milesでも活躍し、キャット・パワー のバンドにも参加。フェンダー・テレキャスターを主に使用しているが、時にはフェンダー・ストラトキャスター等、他のギターを使うこともある。
  • ラッセル・シミンズ (Russell Simins) - ドラム
1964年9月28日、ニューヨーク州生まれ、ハネムーン・キラーズを経てジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのドラマーに。“人間ビートボックス”と呼ばれるラッセルはさまざまなアーティストと活動を行い、日本ではYUKIの楽曲の編曲(アルバム『PRISMIC』収録の「忘れる唄」)や、GRAPEVINEのリミックスなどに参加している。なかでもチボ・マットと、デザイナー/映画監督のマイク・ミルズと結成したバター08で数多くのファンを獲得。2000年にはソロ・アルバムを発表している。
食通で博多中洲の屋台で食べるラーメンを愛している[4]

サイド・プロジェクト

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ライブ・アルバム

EP、その他アルバム

  • Mo' Width (1994年)
  • 『エクスペリメンタル・リミキシーズ』 - Experimental Remixes (1995年)
  • Sideways Soul: Dub Narcotic Sound System Meets The Jon Spencer Blues Explosion In A Dancehall Style (1999年)
  • 『アクメ・プラス』 - Acme Plus (1999年)
  • Xtra Acme USA (1999年)
  • 『ウラ・アクメ』 - Ura-Acme (1999年)
  • 『エクストラ・アクメ』 - Extra-Acme (1999年)
  • 『ファング・プラスティーク』 - Fang Plastique (2002年)
  • 『スナック・クラッカー』 - Snack Cracker (2005年)
  • 『ジュークボックス・エクスプロージョン』 - Jukebox Explosion Rockin' Mid-90s Punkers (2007年)
  • Dirty Shirt Rock 'n' Roll: The First Ten Years (2010年)
  • ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン VS ギターウルフ』 - Guitar Wolf Vs The Jon Spencer Blues Explosion (2013年) ※日本限定EP。特典DVDには下北沢シェルターでのライブ映像が収められている。

日本公演

脚注

[脚注の使い方]

外部リンク


「Jon spencer」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Jon spencer」の関連用語

Jon spencerのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Jon spencerのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョン・スペンサー (ミュージシャン) (改訂履歴)、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS