ISAの問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 21:34 UTC 版)
「Micro Channel architecture」の記事における「ISAの問題点」の解説
ISAは、遅いバススピード、割り込み数の不足、バスマスタリング機能の欠如、貧弱なグランドによる信号保護の不足、XTバスを拡張したが故の無秩序で非合理的な信号線の配列等、多数の問題点を抱えていた。これらの問題の大部分は、初期のMS-DOSを使用する限りにおいては問題とならなかったが、周辺機器の性能向上や、マルチタスクへの欲求とともに問題点が浮上してきた。 もう一つの問題は、ISAが 8088に強く依存した構造を持つことであった。ISAカードは他のアーキテクチャではそのままではまともに動作しないであろう。 最後の問題は、IBMがパーソナルコンピュータ(パソコン)のハードウェア市場の主導権を失っていたことである。誰でもISAカードを作って、誰でもコンピュータの中にそれを導入することが出来たが、誰もISAカードの互換性に関して保証を行っていなかった。
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