ICEによる探査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/11 09:52 UTC 版)
「ジャコビニ・ツィナー彗星」の記事における「ICEによる探査」の解説
1978年8月12日、アメリカ航空宇宙局 (NASA) は太陽風探査機ISEE-3を打ち上げた。ISEE-3は地球-月L-1点で長く運用された後、軌道を変更し、彗星探査機ICEとして運用されることになった。 ICEは、1981年に月の重力を使った軌道変更を開始、1983年12月に地球重力圏脱出軌道に乗った。1985年9月11日、ジャコビニ・ツィナー彗星から7862 kmの距離でプラズマテイルを通過し、水と一酸化炭素イオンを検出した。 ICEはその後、1986年3月28日、ハレー彗星に接近、探査した。 なお、日本の宇宙科学研究所 (ISAS) のハレー彗星探査機さきがけが、1998年にジャコビニ・ツィナー彗星を探査することが検討されたが、推進剤の不足により断念された。
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