IBM 1050
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/23 02:31 UTC 版)
Jump to navigation Jump to searchIBM 1050データ通信システムは通信機能をもった制御装置、プリンター、キーボード装置などからなるサブシステムで、オフライン・モードで他のIBM 1050と、またはオンライン・モードでIBM 1400、IBM 7000 (IBM 7000 series)、システム/360シリーズなどのコンピューターとデータを送受信するもの。1963年にはじめて販売され、1960年代に多く使われた。.
概要
IBM 1050データ通信システムは1963年に販売されたもので、以下の装置から構成されている。
- IBM 1051中央制御装置(Central Control Unit)
- IBM 1052プリンター/キーボード装置(Printer/Keyboard)
- IBM 1053コンソール・プリンター装置(Console Printer)
- IBM 1054紙テープ読取り装置(Paper Tape Reader)
- IBM 1055紙テープ穿孔装置(Paper Tape Punch)
- IBM 1442カード読取り装置(Card Reader/Punch)
- IBM 1092/1093プログラム・キーボード
IBM 1051が1台および他の装置が1台最低必要である。プリンターはIBMタイプライターのセレクトリック(Selectricタイプヘッドを使っている。
通信は非同期で、半二重、毎秒75または150ビット。通信回線接続には、 IBMライン・アダプター(IBM Line Adapter)などのモデムが必要である。新IBM非同期通信方式により、マルチポイント接続が可能になり、エラー回復、速度が改良されている(それまでの毎秒10文字が14.8文字に)。[1] IBM 1050データ通信システムはもともとIBMの米国ニューヨーク州エンディコット工場で開発・製造された[2] 。
IBM 1050は世界的に多く使われて、日本でもオフラインモードで鉄工所、自動車工場などの部署間連絡用に多く使われ、またオンラインモードでは1964年東京オリンピックで中央に設置されたIBM 1410-IBM 1440コンピューターと接続して競技結果の集計に使われたのがよく知られている。
IBM 1050はオランダのアムステルダム大学,のコンピューター博物館に展示されている[3]。
参照
参照項目
- List of IBM products
- IBM 357
- IBM 1030 データ収集システム
- IBM 1070 (プロセス工業用端末システム)
「IBM 1050」の例文・使い方・用例・文例
- 最初の通貨スワップ取引はIBMと世界銀行の間で行われた。
- 彼は IBM への就職口をものにした.
- 少しだけIBMと提携した
- IBMのメインフレーム・コンピュータはビジネス社会における主力商品である
- IBMは100台のコンピュータの注文を受けた
- 彼はIBM株を市場価格で100株買った
- 同行はまた,顧客サービスやデータ分析業務の強化のため,IBM社が開発した人工知能システム「ワトソン」の導入を検討していることも発表した。
- ドイツ人の王で神聖ローマ帝国皇帝(1050年−1106年)
- ペルシャの詩人、数学者、天文学者で、彼の詩はエドワード・フィッツジェラルドの翻訳によって普及した(1050年−1123年)
- オロチの価格はおよそ1050万円になる。
- 女性たちは同店で新しい靴を買うときに使える1050円のクーポンを受け取った。
- IBM_1050のページへのリンク