IBM 357
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IBM 357データ収集システム(IBMさんごななデータしゅうしゅうシステム、英語:IBM 357 Data Collection System)は遠方のデータを送信するパンチカードシステムで、次のような構成であった:[1]
- IBM 357 入力ステーション (Badge and/or Serial Card Reader)
- IBM 358 入力制御装置 (Input Control Unit)
- IBM 360 時計制御機 (Clock Read-Out Control)
- IBM 361 時計機 (Read-Out Clock)
- IBM 372 手入力機 (Manual Entry)
- IBM 373 穿孔スイッチ (Punch Switch)
- IBM 374 カートリッジ読取り機 (Cartridge Reader)
- IBM 013 バッジ穿孔機 (Badge Punch)
- IBM 024/026 カード穿孔機(Card Punch, 81桁)
IBM 357システムは、1959年に日本を含む全世界で発表され[2]、翌年から図書館、工場などに設置され使用された。
IBM 1030データ収集システム、IBM 1050データ通信システムが事務所向きだったのに比べて、IBM 357システムは工場でのオフィス向きで、日本の鉄鋼所などでも使われた。構内のケーブルなどからのノイズで送受信エラーが生じたら検出できるように、80欄IBMカードの81桁目がチェックディジットとして利用された。
脚注
「IBM 357」の例文・使い方・用例・文例
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