IBC中継局に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 07:25 UTC 版)
「釜石ラジオ中継局」の記事における「IBC中継局に関して」の解説
当初岩手放送の中継局は、釜石市内新浜地区にあった岩手県水産試験場の漁業無線局を流用する形で設立された。T字型アンテナを備えた全国的にも珍しい送信所であったが(他にはNHK京都放送局のみ)、現中継局の開設に伴い2006年6月をもって使用を終えた。後に設備はすべて撤去されている。 2011年3月11日の東日本大震災発生時、IBC中継局は自社設置の電柱3本の倒壊、敷地周辺の岩の崩壊に見舞われ、災害時の放送継続を目指すうえで危機的状況となった。発生直後は技術部員が徒歩で自家発電機の燃料補給に向かうことでしのぎ、3月下旬に予備発電機を搬入することに成功。完全に電気が復旧するまで、発電機を2台稼働させることで放送を継続した。同年8月1日に電気が戻るまで、発電機の総稼働時間は約3000時間、燃料補給は28回を数えた。 新中継局は日本製鉄東日本製鉄所釜石地区内に存在するため、関係者以外は中継局周辺に近づくことができない。
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