I型コラーゲン
コラーゲンは細胞外マトリックスを形成する主要な繊維タンパクである。I型コラーゲンは、αヘリックスとは異なるらせん状のペプチドが3重らせん構造をとって形成されており、人体のコラーゲンの大部分を占める。
酵素タンパク質モチーフなど: | IgE抗体 IgG抗体 IgM抗体 I型コラーゲン MAPキナーゼ MAPキナーゼキナーゼ Matα2タンパク |
I型コラーゲン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 01:13 UTC 版)
I型コラーゲンα1鎖 | |
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識別子 | |
略号 | COL1A1 |
Entrez | 1277 |
HUGO | 2197 |
OMIM | 120150 |
RefSeq | NM_000088 |
UniProt | P02452 |
他のデータ | |
遺伝子座 | Chr. 17 q21.3-q22 |
I型コラーゲンα2鎖 | |
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識別子 | |
略号 | COL1A2 |
他の略号 | OI4 |
Entrez | 1278 |
HUGO | 2198 |
OMIM | 120160 |
RefSeq | NM_000089 |
UniProt | P08123 |
他のデータ | |
遺伝子座 | Chr. 7 q21.3-22.1 |
I型コラーゲン(Type I collagen)は、ヒトの体に最も豊富に含まれるコラーゲンで、コラーゲン繊維として知られる太い好酸性の繊維を形成する。組織が修復された際の瘢痕組織や腱、靭帯、筋原線維の筋内膜、骨、真皮、象牙質等に含まれる。
形成
COL1A1遺伝子がプロα1鎖を生成し、これがもう1本のプロα1鎖及びCOL1A2遺伝子により生成されるプロα2鎖と結合することにより、プロI型コラーゲン分子が形成される。この三重らせんでロープ状のプロコラーゲン分子は、細胞外酵素によりプロセッシングを受ける。プロセッシング後、長くて薄い小線維になり、細胞の周りの空間でお互いに架橋する。架橋の結果、非常に強い成熟型のコラーゲンI繊維が形成される。
関連項目
- コラーゲン
- II型コラーゲン
- III型コラーゲンα1鎖
- COL1A1
- COL1A2
外部リンク
- Collagen type I - MeSH・アメリカ国立医学図書館・生命科学用語シソーラス
出典
- Junqueira's Basic Histology, p106
I型コラーゲン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 09:23 UTC 版)
線維性コラーゲン。脊椎動物では最も大量に存在するコラーゲン。骨に大量に含まれ、骨に弾力性を持たせるのに働いている。皮膚の真皮にも非常に多く、皮膚の強さを生み出す働きがある。I型コラーゲンは、α1鎖(I型) 2本とα2鎖(I型)1本が集まって形成される。多くの組織でコラーゲン細線維、さらにはそれが集まったコラーゲン線維の主成分である。
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