HpFP version2(HpFP2)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 01:26 UTC 版)
「HpFP」の記事における「HpFP version2(HpFP2)」の解説
HpFP1をインターネット等のパブリックネットワークで利用する際には他のトラフィック(とくにTCP)との公平性が重要となり、HpFP1の課題となっていた。情報通信研究機構とクレアリンクテクノロジー社が2018年度に開発したHpFP2(HpFPバージョン2)ではこの問題をほぼ解決できている。10Gbpの高速通信環境でのスループットによる室内実験(図:10Gbpの高速通信環境においても既存のTCPプロトコルとの間の公平性・親和性が達成されている)では、既存のTCPプロトコルとの間の公平性・親和性が達成されている。図:NICT-ASTI(フィリピン)間でのHpFP2とTCPによる公平性検証実験結果である。(図:NICT-ASTI(フィリピン)間でのHpFP2とTCPによる公平性検証実験結果01)24時間計測を行った結果、輻輳のない深夜の低トラフィック時にはTCP(CUBIC)およびHpFPは高いスループットを達成するが、平日午後の高トラフィック時にはCUBICとHpFPでは100倍以上のスループット差が出ている。(CUBICのスループットが低いため、HpFPはCUBICを阻害することなく高スループットを達成できる。)その中間時間は両者はほぼ同様のスループットを達成しており、公平性を担保していることがわかる。
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