HPLinpack
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/09 15:46 UTC 版)
「LINPACK」の記事における「HPLinpack」の解説
従来のベンチマークは並列コンピュータの性能測定には適していない。そこで、並列コンピュータ向きの新たなベンチマーク Linpack’s Highly Parallel Computing benchmark、または HPLinpack ベンチマークが考案された。HPLinpackではサイズ n をそのマシンでの最高性能を引き出せる値にまで大きくできる。演算回数は 2/3n3 + 2n2 回だがアルゴリズムは選択可能である。シュトラッセンのアルゴリズムは演算回数を減らしてしまうので使えない。精度は次の式が成り立つようになる必要がある。 ‖ A x − b ‖ ‖ A ‖ ‖ x ‖ n ϵ ≤ O ( 1 ) {\displaystyle {\lVert Ax-b\rVert \over \lVert A\rVert \lVert x\rVert n\epsilon }\leq O(1)} ここで ϵ {\displaystyle \epsilon } はそのマシンの精度、n は問題のサイズ、 ‖ ⋅ ‖ {\displaystyle \lVert \cdot \rVert } は行列ノルム、 O ( 1 ) {\displaystyle O(1)} はO-記法である。 各システムについて、次の数値を報告する。 Rmax: そのマシンで最大の問題についての性能(GFLOPS) Nmax: そのマシンでの最大の問題のサイズ N1/2: Rmaxの半分の性能となるときの問題のサイズ Rpeak: そのマシンの理論上のピーク性能(GFLOPS) これらの結果を使って、TOP500リストが年に2回更新される。
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