H変種とL変種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 10:14 UTC 版)
ダイグロシアを提唱したチャールズ・A・ファーガソン(英語版)は、ダイグロシアにおいて使い分けされる二つの言語変種をH変種 (H form)、L変種 (L form) と呼び、両者の違いを次のように特徴づけた。 H変種 その言語の正式な形式であり、正書法が定まっている。学問、行政など公的な意思伝達のために用いられる。制度的な教育を通してもたらされる。 L変種 口語や方言において現れる形式であり、定まった正書法がない。家庭や友人間の私的なやりとりで用いられる。母語として獲得される。 ファーガソンはH変種とL変種の使い分けの例として、ギリシャ語のカサレヴサとデモティキ、アラビア語のフスハーとアーンミーヤなどを挙げた。 機能 威信性 文学遺産 規範性
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