Form criticismとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Form criticismの意味・解説 

様式史研究

(Form criticism から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/29 17:10 UTC 版)

様式史研究(ようしきしけんきゅう、:Formgeschichte, :form crticism)は、文学様式による聖書本文の分類による聖書批評学の方法である。

マルティン・ディベリウスによって書かれた「福音書の様式史研究」から、様式史批評という言葉が生まれた。また、カール・L・シュミットによって書かれた「史的イエスの枠組み」という書物によって、マルコの福音書の歴史的枠組みを自由主義的に解釈する流れができた。

さらに、ルドルフ・ブルトマンが1921年に「共観福音書の伝承史の研究」を著して、ディベリウスらの新約研究を発展させた[1]

様式史研究は口伝の形成過程において、それに強い影響を与えたものを仮定する。聖書本文は読者の記憶を助けるために各物語は同じ様式をもっているとする。様式史研究は、様式が初期のものと、後期のものに区別して、口伝が語り伝えられる中で様々なものが付加されていったとしている[2]

脚注

  1. ^ コーン(1985年)p.46-47
  2. ^ ホーダーン(1969年)p.272

参考文献

  • ウィリアム・E・ホーダーン『現代キリスト教神学入門』日本基督教団出版局、1969年
  • ハーヴィ・M・コーン著、松田一男訳『現代世界神学』聖恵授産所出版局、1985年

「Form criticism」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Form criticism」の関連用語

Form criticismのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Form criticismのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの様式史研究 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS