Fluxアーキテクチャの使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:55 UTC 版)
「React」の記事における「Fluxアーキテクチャの使用」の解説
Fluxアーキテクチャは、AngularJSの双方向データフローとは対照的なReactの単方向データフローの概念をサポートするために、一般的なMVCアーキテクチャの代替となるものである。FluxはActionが中央Dispatcherを介してStoreに送信され、Storeに対する変更がViewに伝播することが特徴である。Reactと共に使用した場合には、この伝播はコンポーネントのプロパティを通じて行われる。 Fluxはオブザーバ・パターンの変種であると考えることができる。 Fluxアーキテクチャの下でのReactコンポーネントは、渡されたpropsを直接変更するのではなく、Storeを変更するためにDispatcherによって送信されるActionを作成するコールバック関数に渡されるべきである。Actionは何が起こったのかを説明する義務のあるオブジェクトである。例えば、あるユーザーが別のユーザーをフォローすると記述されたActionには、自身のユーザーIDと相手のユーザーIDとUSER_FOLLOWED_ANOTHER_USERが含まれている。StoreはDispatcherから受け取ったActionに応じて自身を変更する可能性がある。 このパターンは、「プロパティが下に流れ、アクションが上に流れる」と表現されることがある。多くのFluxの実装がこのアーキテクチャの誕生以来作られてきたが、恐らく最もよく知られている実装は単一のStoreを特徴とするReduxであり、しばしば信頼できる唯一の情報源と呼ばれている。
※この「Fluxアーキテクチャの使用」の解説は、「React」の解説の一部です。
「Fluxアーキテクチャの使用」を含む「React」の記事については、「React」の概要を参照ください。
- Fluxアーキテクチャの使用のページへのリンク