Fcγ受容体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 01:50 UTC 版)
Fcγ受容体は、IgGでコーティングされた標的を認識する。主に認識される部分はFcフラグメント(英語版)である。受容体の分子は、細胞内ITAMドメイン(英語版)を持っているか、ITAM含有アダプター分子と結合している。ITAMドメインは、食細胞の表面から核にシグナルを伝達する。たとえば、ヒトマクロファージの活性化受容体には、FcγRI(英語版)、FcγRIIA(英語版)、FcγRIII(英語版)がある。Fcγ受容体を介した食作用では、「食作用カップ」と呼ばれる細胞の突起が形成され、好中球の酸化的バーストを活性化する。
※この「Fcγ受容体」の解説は、「食作用」の解説の一部です。
「Fcγ受容体」を含む「食作用」の記事については、「食作用」の概要を参照ください。
- Fcγ受容体のページへのリンク