大量療法の作用機序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 08:59 UTC 版)
「免疫グロブリン療法」の記事における「大量療法の作用機序」の解説
大量療法の作用機序には不明な点が多いがいくつかの仮説が存在する。 Fcγ受容体を介した機序 大量投与されたIgGのFc部分によってFcγ受容体が阻害されマクロファージの活性化が阻害される。 補体を介する機序 C3bといった補体成分とIgGが結合することでC5b-C9複合体の生成が減少する。 抗イディオタイプ抗体による自己抗体の制御 抗イディオタイプ抗体によって自己抗体が中和される。 炎症性サイトカインの制御 IL-1αやIL-6といった炎症性サイトカインに対する中和抗体が含まれている。 T細胞の制御 サイトカインバランスに働きかけて自己免疫性疾患を調節する。
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