FVAエンジンの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 09:13 UTC 版)
「フォード・コスワース・FVA」の記事における「FVAエンジンの誕生」の解説
FVAは、フォーミュラ1(F1)用のDFVのベースエンジンとして1967年から開始される1,600cc F2用のエンジンとして新規開発された。 DFVは、このFVAのストロークを短縮したブロックを2個V型90度に配置することによって対応した。 1963年に国際自動車連盟(FIA)は、1966年からF1のエンジン規定を自然吸気3,000cc/過給式1,500ccに改訂することを発表した。これを受けて、1965年春にロータスのコーリン・チャップマンは、フォードに対して新F1用3,000ccエンジンの開発計画の支援を要請した。 この要請を受けて1965年10月にフォードは、新F1と新F2エンジン開発計画を発表した。同計画に基づきフォードは、コスワースと契約して新F1とF2エンジンの開発を依頼した。 1966年9月にF2用エンジンFVAのプロトタイプが完成し、1967年3月のF2開幕戦ではFVA搭載車が賞を独占した。 コスワースとしては、F1用のDFV開発にあたっては、FVAの開発を先行(4気筒の小型版)させ、よく回ることを確認すれば大きい方(V型8気筒のDFV)もいけるという確信を持って開発を継続して両方のプロジェクトに成功を収めた。
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