FOMAのネットワーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 15:11 UTC 版)
FOMAのネットワークならびに端末は、国際標準団体3GPPのRelease99に準拠しているものであるが、仕様で決められていない細かな部分での機能向上あるいは3GPP 仕様の先行導入を行った。具体的には以下の通りである。 発着信完了率の向上(機能向上、901iS以降に搭載)(端末側) 周波数サーチの最適化(機能向上、901iS以降に搭載)(端末側) 位置情報登録回数の低減(機能向上、901iS以降に搭載)(端末側) 緊急通報の優先接続(3GPP R4仕様、901iS以降に搭載)(端末側・ネットワーク側) 音声通話/テレビ電話の途中切り替え(3GPP R5仕様、901iS以降に搭載)(端末側・ネットワーク側) 回線交換・パケット通信の分離制御(3GPP R6仕様、902iS以降に搭載)(端末側・ネットワーク側) 特に、「回線交換・パケット通信の分離制御」により、災害時などネットワークが輻輳した際に、通話に制限をかけてもパケット通信は可能とすることで、メールやiモードの災害用伝言板にて安否確認を行う事ができるようになった。movaはもともと回線交換網とパケット通信網が分離されているため同様の制限は可能である。
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