FIAによる施設レベルを考慮した分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 07:07 UTC 版)
「サーキット」の記事における「FIAによる施設レベルを考慮した分類」の解説
国際的なモータースポーツ統括団体である国際自動車連盟 (FIA) では、自動車レースに使用するサーキットをサーキットの規模や付帯設備などの状況により以下のように分類している。グレード1Tを除き、上位グレードのサーキットは下位グレードの全てのレースを開催することが可能。 なおこれらのグレードの取得のためにはFIAによる査察を受ける必要がある。国内格式のレースを開催するには、各国のモータースポーツ統括団体(ASN、日本では日本自動車連盟(JAF)が該当)による公認を取るのみでよいため、日本国内でFIAのグレードを取得しているサーキットはごく少数(2009年現在は7箇所)に限られる。 グレード1 F1を開催できるグレード。 グレード1T F1のテスト走行を実施できるグレード。本グレードのみ他のグレードに対する上位互換性を持たないため、下位グレードのレースは開催できない。 グレード2 排気量2500 cc以上のエンジンを搭載したフォーミュラカーのレース(F1を除く。主にGP2・F3000等)、同じく排気量2500 cc以上のエンジンを搭載したスポーツカー(主にプロトタイプレーシングカー)レース、FIA GT選手権などを開催できるグレード。 グレード3 排気量2500 cc以下のエンジンを搭載したフォーミュラカーのレース(グレード1・2に該当するカテゴリは除く)、同じくスポーツカーレース(グレード2に該当するカテゴリは除く)を開催できるグレード。 グレード4 排気量2000 cc以下のエンジンを搭載したフォーミュラカー(主にF3)及びスポーツカーのレース、並びにグループA・グループNのレースを開催できるグレード。 グレード5 代替エネルギー自動車のレースを開催するサーキットのためのグレード。 グレード6 オフロードレース用サーキットのグレード。
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