Expelledからの追放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 07:47 UTC 版)
「ポール・ザカリー・マイヤーズ」の記事における「Expelledからの追放」の解説
2007年4月にマイヤーズは、科学と宗教についてのドキュメンタリーという触れ込みのCrossroads(『十字路』)という映画のためにインタビューを受けた。しかし2007年秋、映画のプロデューサーであるマーク・マティスは、この映画はExpelled(『追放』)というタイトルで、インテリジェントデザイン支持者に対する検閲をテーマとする映画であると発表した。科学界の主流派がいかにして超自然的存在の証拠を無視しているかという内容で、インテリジェントデザイン普及のために作られたものであった。マイヤーズは後に、「後でばらばらに編集して自分の言いたいことにつなげるつもりで、映画の主題について立場を明示せずにいろいろな話をさせるというのは、映像でいわゆるクオートマイニングをやってるってことで、まったく不誠実だ」と述べている。 2008年3月にマイヤーズはExpelledの試写会から拒否された。彼は正式な手順に従って自分自身とゲスト、家族のための席をオンラインで確保していたが、映画が始まる前に並んでいたマイヤーズは警備員によって建物から追い出された。警備員はマーク・マティスからマイヤーズを中に入れないよう指示されていたと述べた。彼はその後すぐにアップルストアからこの出来事(ExpelledからExpelledされた)をブログにポストした。彼の家族とゲストは入場して映画を観覧した。ゲストとはイギリスの進化生物学者で創造論の痛烈な批判家リチャード・ドーキンスである。ドーキンスは質疑応答セッションでなぜマイヤーズが追い出されたのかと尋ね、後にこう述べた。「誰にでも映画を見る権利があるというのなら、[マイヤーズにも]あった。広報レベルの無能さは信じがたい」。
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