腸内細菌
腸内細菌(科) [Enterobacteria,Enterobacteriaceae]
ヒトをはじめ多くの動物の腸管内や広く自然界に常在している細菌である。その代表的な細菌が大腸菌であるが、赤痢菌、サルモネラ、ペスト菌、エルシニア、シトロバクター、クレブシエラ、エンテロバクター、セラチア、ハフニア、エドワードジエラ、プロテウスなど22菌属が包含されている。腸内細菌科の細菌は全てグラム陰性菌で、通性嫌気性の桿菌である。芽胞はつくらないが、莢膜や鞭毛をもつ細菌ともたない細菌がある。その中にはヒトその他の動物の腸管系感染症の原因菌も多い。これらの細菌は腸内細菌科に一括され分類上重要である。
ただし、腸内細菌科の細菌と腸内細菌という語は誤解されやすい。腸内には上記のような腸内細菌科の細菌のほかに分類的には全く異なった細菌も生息しているので、腸内に生息している細菌の全て(腸内菌)が腸内細菌科ではないことに注意する必要がある。
ただし、腸内細菌科の細菌と腸内細菌という語は誤解されやすい。腸内には上記のような腸内細菌科の細菌のほかに分類的には全く異なった細菌も生息しているので、腸内に生息している細菌の全て(腸内菌)が腸内細菌科ではないことに注意する必要がある。
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