Elixir (プログラミング言語)とは? わかりやすく解説

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Elixir (プログラミング言語)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 09:32 UTC 版)

Elixir
パラダイム 関数型プログラミング並行計算、プロセス指向プログラミング 
登場時期 2012年 (2012)
開発者 José Valim 
最新リリース 1.18.3[1] / 2025年3月6日 (54日前)
型付け 強い動的型付け
影響を受けた言語 ErlangRubyClojure 
プラットフォーム クロスプラットフォーム 
ライセンス Apache-2.0 
ウェブサイト elixir-lang.org
拡張子 ex、exs 
テンプレートを表示

Elixir (エリクサー) は並行処理の機能や関数型といった特徴を持つ、Erlang仮想マシン (BEAM) 上で動作するコンピュータプログラミング言語である。ElixirはErlangで実装されているため、分散システム、耐障害性、ソフトリアルタイムシステム等の機能を使用することができるが、拡張機能として、マクロを使ったメタプログラミング、そしてポリモーフィズムなどのプログラミング・パラダイムもプロトコルを介して実装されている。[2]

歴史

高い拡張性があり、Erlangの仮想環境上で動作するシステムを目標に、José Valimによって開発された。 [3]

特徴

以下のサンプルはiexシェルまたはファイルに保存した上で elixir <filename> コマンドにて実行可能である。

Hello world
iex> IO.puts "Hello World!"
Hello World!
内包表記
iex> for n <- [1,2,3,4,5], rem(n,2) == 1, do: n*n
[1, 9, 25]
パターンマッチング
iex> [1, a] = [1, 2]
iex> a
2

iex> {:ok, [hello: a]} = {:ok, [hello: "world"]}
iex> a
"world"
モジュール
defmodule Fun do
  def fib(0), do: 0
  def fib(1), do: 1
  def fib(n) do 
    fib(n-2) + fib(n-1)  
  end
end
1000個のプロセスを順番に立ち上げ
for num <- 1..1000, do: spawn fn -> IO.puts "#{num * 2}" end
非同期実行
task = Task.async fn -> perform_complex_action() end
other_time_consuming_action()
Task.await task

参考文献

  1. ^ "Release 1.18.3"; 閲覧日: 2025年3月23日; 出版日: 2025年3月6日.
  2. ^ Elixir”. José Valim. 2013年2月17日閲覧。
  3. ^ Elixir - A modern approach to programming for the Erlang VM”. 2013年2月17日閲覧。
  • Dave Thomas:「プログラミングElixir」、オーム社、ISBN 978-4-274-21915-3(2016年8月19日)。
  • Dave Thomas:「プログラミングElixir」(第2版)、オーム社、ISBN 978-4-274-22637-3(2020年12月)。

外部リンク




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