EMD F3形ディーゼル機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 13:47 UTC 版)
EMD F3は1946年から1949年にかけてGM-EMDで生産された電気式ディーゼル機関車である。最終組立はイリノイ州のラグレーンジ工場で行われ、運転席のあるAユニット1111両と運転席のないBユニットが696両生産された。F3は大いに成功したFシリーズ系列の3機種目であり、シリーズの中で2番目に多く生産された。なお、後年F3を主体に改造されたFP10(F10)についても本稿で説明する。
- ^ 多数のF3が大型ナンバーボードを装備していたが、機関車に関して常に保守的で部品についても標準化を追求したペンシルバニア鉄道に納車されたF3はすべてF2までの側面に小型のタイプであり、後継のF7も初期に納車された車両は小型のナンバーボードを装着していた。
- ^ 前述したFP10とほとんど同様の改造を施したF9PHには乗務員扉の後に膨らみが存在しない。
- ^ 訳すると分類ライト。その名の通り白・緑・赤の3色で運行の種類を分類することができる。白は時刻表に記載されていない臨時列車、緑は定期列車の後に発車する臨時列車(セクショントレイン)、赤は尾灯を示している。
- ^ 英語版でもマサチューセッツ湾交通局に所属時の写真及びメトロノースの車両紹介欄等ではFP10と紹介しているが、メトロノース所属時の写真説明はF10となるなど両方の呼び名が併用されている。
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- ^ ちなみにPotomac Eagle Scenic Railroadで運用されていた時、F3-Auと紹介されていた。
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- ^ ちなみにGold Coast Railroad MuseumのFP10-4033号紹介ページに原型のF3-800A号時代の写真があり、フェーズIの特徴であるAユニットの側面に丸窓が3つ設置された形態や屋根に設置された角ばったファンの形状がわかる上、FP10に改造後の姿の双方が確認可能。
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- 1 EMD F3形ディーゼル機関車とは
- 2 EMD F3形ディーゼル機関車の概要
- 3 旅客列車の牽引
- 4 文献資料(日本語)
固有名詞の分類
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