EMD DDM45形ディーゼル機関車とは? わかりやすく解説

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EMD DDM45形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 09:19 UTC 版)

EMD DDM45
ビトリア・ミナス鉄道(EFVM)の861号機
基本情報
製造所 GM-EMD
製造年 1970年 - 1976年
製造数 83両
主要諸元
軸配置 D-D
軌間 1,000 mm
動力伝達方式 電気
機関 EMD 645E3型 1基
出力 3,600馬力 (2,700 kW)
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EMD DDM45は、1970年から1976年の間にアメリカ合衆国GM-EMDブラジルの鉄道会社向けに製造した、狭軌仕様の電気式ディーゼル機関車である。

解説

ブラジルリオドセ傘下のビトリア・ミナス鉄道(Estrada de Ferro Vitória-Minas、略称EFVM)が発注したメーターゲージ(1000mm軌間)・8動軸の機関車で、当時のGM-EMDのラインナップで最大出力のSD45(3600馬力)の派生機にあたる。機関はSD45と同様の出力3,600馬力、回転数900rpmのV型20気筒ディーゼルエンジン1基を搭載する。

ベースとなったSD45は電気式ディーゼル機関車であるためモーターで動輪を駆動しているが、通常の電気駆動の車両に見られる車軸の間にモーターを置く方式では軌間が狭くなるとモーターを置ける幅も狭くなるため[1]、SD75のモーターをそのまま使用することができず、また小型のモーターを元の位置につけただけでは出力が低下するためモーターの数を6つから8つに増やすことで対処し、1台車あたり4動軸、車軸配置D-Dとした。形式名のDDはこれを表し、45はシリーズ名を、Mはメーターゲージ(軌間1000mm)を表す。

所有者

オーダー番号 製造年月 製造番号 ロードナンバー 両数
711197-711208 1970年2月 - 3月 34671-34682 801-812 12
711441-711448 1970年3月 - 4月 36303-36310 813-820 8
711871-711880 1971年3月 37278-37287 821-830 10
712613-712621 1973年3月 - 4月 712613-712621 831-839 9
713096-713119 1974年1月 - 4月 713096-713119 840-863 24
713726-713735 1975年10月 - 12月 713726-713735 864-873 10
748027-1 - 748027-10 1976年1月 - 3月 748027-1 - 748027-10 874-883 10

脚注

  1. ^ この値は軌間の比には正比例せず、標準軌(1435mm)と日本に多い1067mm軌間の場合では軌間の比率は約4:3だが、電動機の幅に利用できる空間は3:2ほどになる。
    (朝倉希一「技術随筆 汽車の今昔6」『鉄道ファン 第19巻第6号(通巻218号)』株式会社交友社、昭和54年6月1日発行、雑誌06459-6、P81。)




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