Degem Dalet
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 13:22 UTC 版)
「スーパーシャーマン」の記事における「Degem Dalet」の解説
1975年頃から開始された改修を受けた車両が"Degem Dalet" (D型) 、あるいは"改修バッチ3"と呼称されている。改修バッチ3の内容は、車体下部リアパネルに装備されていたエンジン排気管が車体上部のエンジンデッキ上に移設された事である。これ以外はバッチ2とほぼ同じであるが、この後1980年代初頭には砲塔上(砲塔中央部分)に迫撃砲を搭載し、砲塔中央にあったM2重機関銃の機銃架を廃止して車長用キューポラの横に7.62mm M1919機関銃を搭載する改修を施したり、また主砲上に同軸機銃としてM2重機関銃を装備したりする改修も行われている。また、エンジンの排熱効率を上げるためM4A1車体の車体上部後面パネル部分を一度切断し、数10cm延ばして再度溶接し、増えた下側の空間に排気用ルーバーを増設した車両もあり、この改修は"改修バッチ4"と呼称されている。ただこの頃にはすでに国産のメルカバMk.I戦車の開発も進んでおり、M51は1980年代には徐々に退役し一部はチリ陸軍に売却され、また一部は予備役装備となった後、後述の派生車両のベース車体として再利用されたりした。なお、M50とは異なり南レバノン軍への供与は行われていないと見られる。
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