D1様受容体ファミリー(興奮性)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 18:39 UTC 版)
「ドーパミン受容体」の記事における「D1様受容体ファミリー(興奮性)」の解説
D1様受容体ファミリーの活性化はGタンパク質のGαsと共役し、それによってアデニル酸シクラーゼが活性化され細胞内のcAMP濃度が上昇する。プロテインキナーゼA (PKA) の活性によってDARPP32がリン酸化される。その後の機序はまだ不明の点が多いが、即時型遺伝子の発現が上昇することから、神経細胞(ニューロン)は活動電位を生じ易くなると考えられている。ただし実際の作用は単純ではない。また、腎臓など内臓血管の平滑筋にも分布しており、cAMP濃度の上昇によって筋を弛緩させる。 D1受容体 D5受容体 D1受容体に比べると脳での発現量は少ない。
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