キャロル・シェルビー(アメリカ)
英語 Caroll Shelby
ヨーロッパのサーキットにいるときでも、カウボーイハット、胸当て付きの農夫用ジーンズでアメリカ人としてのアイデンティティを主張した。キャロル・シェルビーの名は、まず第1にイギリス製スポーツカーACのエンジン・ルームにアメリカ製V8を組み込み、コブラを生み出した人物として知られる。だが、それ以前はマステン・グレゴリーなどと並んで1950年代のヨーロッパへ進出したドライバーのひとりであった。ジョン・ワイアーと交友があったことから、走ったのは彼がチーム・マネージャーを務めていたアストンマーチンがおもなもので、59年にはロイ・サルバドーリと組んでルマンに優勝を果たしている。近年、心臓移植などを受けたが、97年8月のモントレー・ヒストリック・オートモビル・レースが、彼とシェルビー・アメリカンの特集をしたおりには、元気な姿を見せている。
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。
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