CVRR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 01:53 UTC 版)
健常人では吸気時に心拍数は増加し、呼気時に心拍数が減少する呼吸性不整脈が存在する。迷走神経障害があるとこの呼吸性不整脈の変動が減少することが知られている。CVRRでは15分程度の安静の後、安静時と1分間に6回程度の深呼吸時の心電図を比較する。100心拍程度解析し、RR間隔の平均値をM、標準偏差をSDとしCVRRはSD/M×100で定義する。糖尿病神経症でよく研究されているが神経変性疾患でもCVRRは減少する。 対象30歳~59歳60歳以上健常者 3.4 2.8 糖尿病者 2.2 1.7 対象疾患平均年齢標本数CVRR健常者 53 44 2.9 テント上脳血管障害 55 41 2.0 パーキンソン病 67 57 1.8 脊髄小脳変性症 57 54 1.7 ワレンベルグ症候群 60 12 1.3 シャイ・ドレーガー症候群 55 8 0.9
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