Benz(a)anthracene

日本化学物質辞書Web

ベンゾ[a]アントラセン

分子式：	C18H12
その他の名称：	テラフェン、ナフトアントラセン、1,2-ベンゾアントラセン、2,3-ベンゾフェナントレン、Teraphene、Naphthanthracene、Benz[a]anthracene、1,2-Benzanthracene、2,3-Benzphenanthrene、RCRA waste number UO-18、テトラフェン、Tetraphene
体系名：	ベンゾ[a]アントラセン

「日化辞Web」で詳細を見る

ウィキペディア

ベンズ(a)アントラセン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/11/13 16:32 UTC 版)

本来の表記は「ベンズ[a]アントラセン」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。

Benz[a]anthracene
IUPAC名 benz[a]anthracene
別称 Benzanthracene; Benzanthrene; 1,2-Benzanthracene; Benzo[b]phenanthrene; Tetraphene
識別情報
CAS登録番号	56-55-3
PubChem	5954
ChemSpider	5739
UNII	C5PLF6152K
KEGG	C14317
ChEBI	CHEBI:51348
SMILES c1ccc2c(c1)ccc3c2cc4ccccc4c3
InChI InChI=1S/C18H12/c1-2-7-15-12-18-16(11-14(15)6-1)10-9-13-5-3-4-8-17(13)18/h1-12H  Key: DXBHBZVCASKNBY-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/C18H12/c1-2-7-15-12-18-16(11-14(15)6-1)10-9-13-5-3-4-8-17(13)18/h1-12H Key: DXBHBZVCASKNBY-UHFFFAOYAM
特性
化学式	C18H12
モル質量	228.2879
外観	固体
密度	1.19 g/cm3
融点	158 °C, 431 K, 316 °F
沸点	438 °C, 711 K, 820 °F
危険性
引火点	209.1 °C (408.4 °F; 482.3 K)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ベンズ[a]アントラセン(Benz[a]anthracene)は、化学式C₁₈H₁₂の多環芳香族炭化水素である。

2014年2月、アメリカ航空宇宙局は、ベンズアントラセンを含む、宇宙の多環芳香族炭化水素の追跡データを公表した。科学者によると、宇宙に存在する炭素の20%以上は多環芳香族炭化水素と関連し、生命の起源になっている可能性があると考えられている（PAHワールド仮説）。多環芳香族炭化水素は、ビッグバン直後に形成されたと考えられ、宇宙全体に広がり、星形成や太陽系外惑星とも関連している。

関連項目

• テトラセン - ベンズ[b]アントラセンとしても知られる。

外部リンク

• Toxic Substances Portal - Polycyclic Aromatic Hydrocarbons A resource summarizing many toxicological aspects of benzanthracene and other polycyclic aromatic hydrocarbons.