アトキンソンサイクル
イギリスのジェームズ・アトキンソンが1886年提唱した熱サイクル。圧縮行程と膨張行程が独立して設定できる機構をもったもの。圧縮比と膨張比を別々に設定できるシステムであり、膨張比を高くすることで供給された熱エネルギーをより多く運動エネルギーに変換し、熱効率を高めることができる。その後、アメリカのラルフ・ミラーにより、吸気バルブの開閉時期の調整でこの機能を実現するシステム(ミラーサイクル)が提案されている。この方式は、無過給エンジンでは高出力は得にくいが熱効率が高く、過給機と組み合わせたものでは高出力との両立が可能となる。
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