Apple IIによる実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 14:42 UTC 版)
「プラグアンドプレイ」の記事における「Apple IIによる実装」の解説
プラグ・アンド・プレイのルーツ的存在と言えるものとして、1970年代末に登場したAppleのApple IIを挙げることができる。 Apple IIにも、原始的なプラグ・アンド・プレイに似た仕組みが整備されていた。Apple IIの拡張カードには、最大256バイトまたは2048バイトの原始的な基本制御プログラムを書き込んだROMを搭載でき、カードが差し込まれたスロットをプログラム(BASICのプロンプト)から PR#n (出力)、IN#n (入力) と指定するだけで使えるようになっていた。Apple IIのカードスロットには当時主流のS100バスとは異なり、ハードウェアがどのスロットに装着されているかをソフトウェア的に識別できる仕組みがあり、同じカードを複数挿してもそれぞれのカードを識別できるシステムになっていた。また一部のカードでは小規模なアプリケーションソフトまで書き込まれており、特定キーを押下することで起動するものもあった。 当時はプラグ・アンド・プレイという語は存在しておらず、これによって実現される環境も、現在のものとは程遠い、原始的な代物である。しかし、当時の貧弱な環境ではこれでも十分、かつ先進的なシステムと言えた。
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