ザジツキ

ピティナ・ピアノ作曲家事典

ザジツキ

【英】：Zarzycki, Aleksander

[ポーランド]  1834～1895

2008年10月 執筆者： 齊藤　紀子

　ポーランドの作曲家。ピアニストとしても活動した。ベルリンでピアノを学んだ後、パリでライネッケらに作曲を師事。ポーランド国内の各地や、ドイツ、オーストリア、イギリスで演奏会を催した。ワルシャワ音楽協会の設立に携わり、初代会長も務めた。後年はワルシャワ音楽学校の音楽監督に就任。カリキュラム等の質の向上に努め、パデレフスキを雇用した。1879年から聖ヤン大聖堂の聖歌隊指揮者となったザジツキは、ワルシャワ音楽学校の学生オーケストラも自ら指揮した。作品は、サロン向きの小品が多い。

ピアノ独奏曲

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

大ワルツ　ニ長調／Grande valse, D-dur Op.18／

大ワルツ　ト短調／Grande Valse, g-moll Op.4／

バルカローレ　ロ短調／Barkarole, h-moll Op.5／

2つの無言歌／Deux Chants sans paroles Op.6／

華麗なワルツ　変イ長調／Valse brillante, As-dur Op.8／

2つのノクターン／Deux Nocturnes Op.10／

2つのマズルカ／Deux Mazourkas Op.12／

愛の歌とバルカロール／Chant d'Amour et Barcarolle Op.19／

2つのマズルカ／Deux Mazurkas Op.20／

セレナードとヴァルス＝アンプロンプチュ／Sérénade et Valse-Impromptu Op.24／

3つの小品／Trois Morceaux Op.34／

2つのマズルカ／Deux Mazourkas Op.36／

マズルカ／Mazourka Op.38／

管弦楽とピアノ

協奏曲  [管弦楽とピアノ]

ピアノ協奏曲　変イ長調／Konzert für Klavier und Orchester, As-dur Op.17／c1859-60

管弦楽とピアノの作品  [管弦楽とピアノ]

ポロネーズ　変ホ長調／Polonaise, Es-dur Op.7／