ADO
読み方:エーディーオー
ADOとは、Microsoftが提唱しているデータアクセス技術のことである。
ADOは、OLE DBを利用して、アプリケーションからAccess、SQL Serverをはじめ、Oracleなどのさまざまなデータソースへ統一的で高性能なアクセスインタフェースを提供するCOMベースのデータベースアクセス技術である。
ADOは、以前のADOとRDOの機能を統合したMicrosoftの戦略的技術として開発された。ADOは、アプリケーション、言語などに依存しないインタフェースであり、開発者は扱うデータベースごとに別々に実装する必要がないというメリットがある。
ActiveX Data Objects
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/18 13:44 UTC 版)
ActiveX Data Objects (ADO)はデータソースアクセスを目的としたCOMオブジェクトのセットである。
ADOはOLE DBとプログラミング言語を介在しており、プログラミングインターフェイスとして機能する。開発者はこれを用いることで、データベースの実装を意識せずにコードを書ける。
ADOはRDOやDAOの後継に位置づけられている。ADOは1996年の冬、マイクロソフトにより発表された。後年、ADOの後継として.NET Frameworkに組み込まれたADO.NETがリリースされた。
バージョン
バージョン | 説明 |
---|---|
ADO 2.5 | |
ADO 2.6 | |
ADO 2.7 | |
ADO 2.8 | MDAC(Microsoft Data Access Components) 2.8 の一部として、Windows XP / Windows Server 2003 に含まれていた。 |
ADO 6.0 | Windows DAC(Windows Data Access Components)の一部として、Windows Vista に含まれていた。 |
注釈
- ^ “ADO History - ActiveX Data Objects (ADO) | Microsoft Learn”. Microsoft. 2025年6月18日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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