AN/APG-82(V)1
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「AN/APG-63」の記事における「AN/APG-82(V)1」の解説
AN/APG-82は、F-15Eのレーダー近代化プログラム(Radar Modernization Program:RMP)で使用されるレーダーである。APG-63(V)3のバックエンド部をAN/APG-79と同様のものに変更して処理能力を向上させている。 既存のコンポーネントを流用することで短期間で開発ができた上、新規開発コストを大幅に低減することができた。APG-82(V)1は、新型の冷却システムと電子妨害下でも正常にレーダーを動作させるための装置である無線周波数可変フィルター(RFTF)を備えており、これにより射程拡大、目標同時追跡能力、処理時間の短縮、解像度の強化などが図られている。また、空対空と空対地モードの同時使用も可能である。 当初の名前はAN/APG-63(V)4であったが、2009年にAPG-82(V)1と改名された。2014年7月17日、最初の搭載機が受領された。
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