ALDH1A1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 14:32 UTC 版)
「アルデヒドデヒドロゲナーゼ」の記事における「ALDH1A1」の解説
ホモ四量体として機能し、ヒトの様々な組織の上皮細胞に存在する。高度に保存された細胞質局在性のALDHであり、ALDH1A2、ALDH1A3とともにレチナールをレチノイン酸に変換する反応を触媒する。ALDH1A1はオール-トランス-レチナールと9-シス-レチナールの両方に高い結合能を有している。ALDH1A1はエタノールの代謝におけるアセトアルデヒドの酸化に関与する主な酵素の1つであるとも考えられており、ALDH1A1の活性が低いいくつかの白人種におけるアルコール高感受の原因であると考えられている。ALDH1A1は酸化的ストレスに対する細胞防御においても重要な働きをしており、脂質過酸化反応由来のアルデヒドを高効率に酸化できる。
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