A・P・シネット宛マハートマー書簡
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「マハートマー書簡」の記事における「A・P・シネット宛マハートマー書簡」の解説
ブラヴァツキーの弟子となった在印英国人アルフレッド・パーシー・シネット(英語版)とアラン・オクタビアン・ヒュームもマハートマーからの手紙を受け取ったと主張した。1880年秋、ブラヴァツキーは、シムラにあるシネットの夏の別荘に滞在していた。ある日、シネットは自分もマハートマーと通信できるだろうかとブラヴァツキーに尋ね、マハートマーに宛てた手紙を彼女に託した。数日後、大師クートフーミからの返信が机の上に載っていたという。10月18日のことであった。以来数年間、大師からの手紙は次々とシネットの許に届けられ、その多くは物品引寄せ(アポーツ)のような形で出現したものとされた。それらの書簡群に基づいて、シネットは『秘められた世界』(1881年)と『秘伝仏教』(1883年)を著し、ブラヴァツキーの奇蹟譚や、マハートマー書簡に記された神智学の教義を英語圏に紹介した。シネットが1880年から数年間に受け取った100通以上の手紙は、後に『A・P・シネット宛マハートマー書簡(英語: The Mahatma Letters to A.P. Sinnett)』としてまとめられた。
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