73敗と格差社会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/24 03:24 UTC 版)
「1972-1973シーズンのNBA」の記事における「73敗と格差社会」の解説
前季、ロサンゼルス・レイカーズは当時のリーグ記録である69勝、そしてアメリカプロスポーツ史上の金字塔となる33連勝を打ち立てたが、このシーズンもフィラデルフィア・76ersによって2012年にシャーロット・ボブキャッツに更新されるまで破られることのない不滅の記録が達成される。このシーズンの76ersは9試合しか勝てず、73試合も負けたのである。1968年にウィルト・チェンバレンがフィラデルフィアを去って以来、76ersはビリー・カニンガムやハル・グリア、アーチー・クラークらが支えていたが、彼らも次第にチームを離れていき、このシーズンまで残っていたのは36歳となったハル・グリアだけだった。選手の離散により次第にチームは衰えていき、ついにリーグ史上最低記録となる9勝73敗、勝率1割台前半にまで落ち込んだのである。76ersはシーズン開幕から15連敗、シーズン後半には泥沼の17連敗、シーズン中に4回の10連敗以上を記録した。 このシーズンは9勝しかあげられなかった悲惨なチームがある一方で、60勝以上を達成するチームは3チームもあり、チーム間の格差が浮き彫りとなったシーズンだった。
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