68年の思想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 07:06 UTC 版)
1985年にアラン・ルノー(フランス語版)との共著で『68年の思想 ― 現代の反-人間主義への批判』を発表した。本著は、1968年の五月革命の精神を受け継いだピエール・ブルデュー、ジャック・ラカン、ジャック・デリダ、ミシェル・フーコーらの哲学を「反人間主義」として新哲学者の立場から批判したことで論争を呼んだ。とりわけ、マルクス、ニーチェ、ハイデガーなどのドイツ哲学やフロイトの精神分析のフランスにおける受容、すなわち、フランス流のマルクス主義、ニーチェ主義、ハイデガー主義、フロイト主義を批判し、ある思想を曲解または神秘化することなく、真の批判哲学を打ち立てること、そしてそのための個人主義(主体、理性)の復権を提唱している。
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