5630形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 04:27 UTC 版)
「国鉄5500形蒸気機関車」の記事における「5630形」の解説
本形式は、1893年に英国ニールソン社で5両が製造され、日本鉄道に納入された官設鉄道5500形の同形機で、同社ではNbt2/4形 (72 - 76) と称した。1906年の日本鉄道国有化により、官設鉄道に籍を移した。 1896年には、官設鉄道向けに6両が製造され、当初の形式は5500形と同じAF形 (174 - 179) に付番された。鉄道作業局でも同形式のD6形に分類されたが、1909年に制定された鉄道院の形式称号規程では旧日本鉄道所属機と合わせて形式が分けられ、5630形(官設鉄道所属機が5630 - 5635、旧日本鉄道所属機が5636 - 5640)となった。 4月から5月にかけて使用を開始。主に東海道線東部および東北線北部で使用されたが、後に北陸線に移り、1925年(大正14年)の5月から11月にかけて全機が廃車となった。保存されたもの、私鉄に譲渡されたものはない。
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