5代目か7代目か
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 06:05 UTC 版)
実は、あんぱんの文楽(後の桂やまと)が桂文楽を名乗っていた時、その代数を明らかにしていない。 8代目文楽(黒門町)が桂文楽を襲名する際に、所属の睦会は襲名告知の新聞広告を出した。そこには口上末尾に「翁家馬之助改め八代目桂文楽」と書かれているほか「七代目桂文楽改め桂大和」(この表記はひらがなの「桂やまと」でなくなぜか漢字)とはっきり書かれている(1920年5月1日付け『都新聞』3面)。つまり、広告の通りに考えれば、(当時の)先代文楽(あんぱんの文楽)は5代目ではなく7代目であるため、次の文楽が8代目となって矛盾なく(!)つながることになる。 つまり、あんぱんが5代目であった、という前提そのものが危ういものである。少なくとも当時は、それを否定されるべき何かが存在していたものと考えられる。だがそれが何かは不明。
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