400年前の流量調整機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/20 16:41 UTC 版)
「馬場楠井手」の記事における「400年前の流量調整機構」の解説
阿蘇を水源とする白川水系は火山灰土壌の為に土砂の堆積が酷く、また水量の変動が激しい。そこで常に一定量の水量を確保する為に、また堆積物等へのメンテナンス軽減の為の様々な工夫が成されている。 馬場楠堰の取水地から取り入れられた水は、白川の南側を高低差のある2本の用水路に分けられる。低い方の支流には「吐」と呼ばれるオーバーフロー機構があり、溢れた水は白川に戻され、残った水は再度合流する。この機構により洪水時でも渇水時でも変わらぬ水量を保証する。
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