23人のティッタンカラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 08:21 UTC 版)
「マハーヴィーラ」の記事における「23人のティッタンカラ」の解説
ジャイナ教では、マハーヴィーラに先だって23人の祖師(ティッタンカラ)がいたとされるが、その最初にあたる「第1の師」アーディーシュヴァラは、カイラーサ山で涅槃に達する前、はじめは王子として、次には苦行者として10億年生きたとされ、他のティッタンカラの生涯もそれぞれ概ね同様の伝説を有している。だれもが王子として生まれるが、現世を捨てて宗教的共同体を創っていく。「第23の師」パーサは歴史上の人物であることが認められており、ベナレスの王の子息であったとされるが、30歳で出家し、全能の力を獲得して8つのコミュニティを創りあげた後、100歳で山中に没したと伝承される。今日でもパーサはジャイナ教の神話と信仰のなかで独自の位置にある。 なお、カルナータカ州に所在するジャイナ教の聖地シュラヴァナ・ベルゴーラには「第2の師」ゴーマテーシュヴァラの巨大な丸彫立像があり、ジャイナ教美術史上重要なものとなっている。
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