2022年に発見された太陽系外惑星の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/07 20:49 UTC 版)
2022年に発見された太陽系外惑星の一覧(2022ねんにはっけんされたたいようけいがいわくせいのいちらん)では、2022年に発見された太陽系外惑星について述べる。
主な発見
- ケプラー1708b - ケプラー1708b Iと呼ばれるミニ・ネプチューンサイズの太陽系外衛星候補が周囲を公転している可能性がある。70個のケプラー惑星の周囲を公転する衛星を調査した結果、この惑星のみ衛星候補が検出された(1月)[1]。
- TESSによって13個の地球型惑星が発見された。このうち7個は超短周期惑星であった(1月)[2]。
- ケプラー宇宙望遠鏡のK2ミッションによって発見された60の惑星が確認された。その中のK2-384系は5つの惑星が存在するTRAPPIST-1系に似たコンパクトな惑星系である。K2-396bとK2-399bは超短周期惑星である(3月)[3]。
- ケプラー宇宙望遠鏡のK2ミッションの観測データから重力マイクロレンズ法を用いてK2-2016-BLG-0005Lbが発見された。宇宙からの観測を用いた重力マイクロレンズ法で発見された惑星の中では初めて発見された惑星である(3月)[4][5]。
- ハビタブルゾーン内に部分的に位置しているスーパーアースGJ 514 bが発見された(4月)[6]。
- ハビタブルゾーン内を公転する海洋惑星の可能性があるTOI-1452 bの発見が公表された(8月)[7]。
- ドップラー分光法によって50を超える惑星質量の天体が新たに発見された(8月)[8]。
- ハビタブルゾーン内を公転するスーパーアースLP 890-9 c(TOI-4306 c)の発見が公表された。この惑星はTRAPPIST-1系の惑星に次いで2番目に居住に適している可能性がある(9月)[9]。
- TOI-174系に新たに3つの惑星が追加で発見された。このうちTOI-174 dとTOI-174 eは地球よりも小さく、スーパーマーキュリーである可能性が高い(9月)[10]。
- TOI-1136の周囲に6個もの惑星が公転していることが発見された(10月)[11]。
- GJ 1002の周囲を公転する2つのハビタブルゾーン内の地球型惑星GJ 1002 bとGJ 1002 cが発見された(12月)[12]。
一覧
凡例
- 惑星の質量について、地球質量
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ガス状 |
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その他 |
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